ソウルの一人ごはん
先に結論から。一人で食べても誰も気にしません。禁止されている料理もありません。実際に一人客を止めるのはマナーではなく、料理の量です。掲載350軒のうち、一人でも入れると確認できたのは99軒。ただし焼肉は69軒中9軒だけで、この差がこの記事の中身です。
「一人焼肉は禁止」は本当か
日本語でよく検索されている疑問なので、先に答えます。禁止ではありません。法律もなければ、店の側にそういう決まりがあるわけでもありません。
引っかかるのは量のほうです。韓国の焼肉は肉をグラム単位の「人前」で頼む形になっていて、 1人前がおよそ一人分。そのうえで1テーブル2人前からと決めている店が少なくありません。七輪を一人分のために回すと、店としては席が埋まらないからです。断られたとしたら、それは一人客が歓迎されていないのではなく、一番小さく作れる量があなたより大きいという話です。
掲載データでもそれがそのまま出ます。焼肉69軒のうち一人で大丈夫と確認できたのが9軒、難しいと確認できたのが3軒、残りは未確認です。大丈夫なほうの店には共通点があって、カウンター席があるか、一人前で完結するセットがあるか、肉がはじめから小分けになっているかのどれかです。
一人でも入れるという印は、実際に一人客が案内されている記録か、店の作りからそう言える場合にだけ付けています。確認できていない店は空欄のままにしています ― 空欄は「だめ」ではなく「未確認」です。
ラクに済ませたいなら
- クッパ・スープ系(確認25軒) ― 一杯で完結して、カウンターが基本、回転も速い。一人で行くことがそもそも前提の料理です。スープの店を見る →
- 麺(確認15軒) ― 冷麺、カルグクス、汁そば系はどれも一人前で出てきます。麺の店を見る →
- 粉食(プンシク)とカウンター ― キンパ、トッポッキ、丼もの。一人客が前提で、入って出るまで15分ほどです。
現地での実際
- 昼のほうが夜よりラクです。夜は焼肉と飲みに寄っていくので、一人前の定食が中心の昼のほうが選択肢が広くなります。
- 焼肉の店では、座る前にひと言。「혼자 괜찮아요?(ホンジャ ケンチャナヨ=一人でも大丈夫ですか)」だけで通じます。断られても、それは量の話です。
- 一人だと行列を飛ばせることがあります。4人席が空くより一席が空くほうが早く、カウンターでは順番が前後することもあります。
- おかず(パンチャン)は減りません。テーブル単位で出てくるので、一人でも同じ品数が並びます。
サイトでの見つけ方
掲載店にはそれぞれ一人可の情報と入店方法(飛び込み/順番待ちアプリ/予約)を載せているので、推測せずに絞り込めます。説明ではなくお店の一覧が見たい方はこちらへ。
一人でも入れるソウルの店 → · 予約と順番待ちの仕組み →
よくある質問
韓国で一人ごはんは気まずいですか。
気まずくありません。ホンバプ(혼밥=一人ごはん)は普通の言葉として使われていて、昼のオフィス街では一人で食べている人がかなりの割合を占めます。誰も気にしません。実際に一人客を止めるのはマナーではなく、料理の量のほうです。
韓国では一人焼肉は禁止されているのですか。
禁止ではありません。法律もなければ、そういう決まりもありません。問題は計算のほうです。焼肉の肉はグラム単位の「人前」で売られていて、多くの店が1テーブル2人前からと決めています。つまり一人で行くと2人前を払うことになります。当サイトの掲載では、焼肉69軒のうち一人でも大丈夫と確認できたのは9軒、難しいと確認できたのが3軒です。一人焼肉はできます。ただ、一人で行く料理の中では一番ハードルが高い分類です。
一人で食べるなら何が一番ラクですか。
スープと麺です。掲載の中で一人でも入れると確認できた店のうち、クッパ・スープ系が25軒、麺類が15軒あります。どれも一杯で完結する料理で、カウンター席が基本、回転も速いので、一人で行くことが前提の作りになっています。
一人だと予約は必要ですか。
ほとんど必要ありません。一人で入れる店は圧倒的に飛び込みですし、一席は店にとって一番埋めやすい席です。むしろ混んでいる店ほど、一人のほうが早く入れます。4人席が空くより一席が空くほうがずっと早いからです。